Interview

お客様インタビュー

異動を機に利用を開始。自分の強みの活かし方を知ったことで「私だから出来る事」に着目してアウトプットできるように変化

 

情報通信産業勤務 ダイバーシティ推進担当

柘植 紋子さん

 

キャリア形成を支援する立場として「自分にとって働くことはどういったことなのか」を整理しておきたい

 

――me:Riseを利用しようと思ったきっかけやその時の状況について教えていただけますか?

 

きっかけは、新卒で入った会社に約15年勤務しているのですが、これまで経験してきた営業・マーケティング部門からダイバーシティ推進室への異動内示が出たことでした。ダイバーシティ推進の担当領域は幅広いですが、その一つである女性のキャリア形成支援について、これまでは私自身が、ダイバーシティ推進担当から働きかけられる立場だったものから、今後は自分が働きかけていく立場になるにあたり、せっかくの機会なので、自分にとって働くことはどういったことなのかを整理しておきたいと思い、コーチングを探し始めました。

 

コーチングは、手法としては知っていました。私の前任者が実施した女性向けキャリア形成支援研修の振り返りの場で、ご自身がキャリアコーチでもある外部の研修講師の方が「受講者全員、研修の場ではエンカレッジされていますが、この状態を維持していく為に定期的に振り返る場があると、より成長スピードも加速します。いわゆるキャリアコーチングですね。」とお話しされていたのを聞き、今後の研修プログラムを検討するためにも、私自身がキャリアコーチングを体感してみようと思いました。

 

――コーチングを受けてどうなったらいいと思っていましたか?

 

最初はかなりふわっとしたイメージしかなかったです。異動によりこれまでのキャリアを振り返る良い機会だったことと、人生100年時代と言われている中で、この先の40代、50代の自分を想像した時に、「この先もずっと同じ会社にいるのか?」、「営業キャリアに戻るのか、別のキャリアの形を考えるのか」など、どう働きたいんだろうというところをじっくり考えたいと思っていました。

 

当時異動して間もないタイミングだったので、新しい部門で「自分がどういう価値を生み出すべきなのか」、「何を期待されていて、何が自分にできそうなことなのか」を具体化することもコーチングに期待していたところです。

 

 

 


コーチングによって自分の資質を理解。自分自身に対する解像度があがりセルフコントロールも高まった

 

――実際にコーチングを受けてみて、いかがでしたか?

 

受けてとても良かったと思っています。良かったと思うポイントは大きく2つあります。ひとつ目は漠然としたモヤモヤを整理する時間として、第三者と話しながら思考を深めていけるところです。

 

コロナでテレワークが増え、働き方が変わったことは良い面もありましたが、デメリットとして、自分の考えをモヤモヤとした段階からでも口に出すことで、相手と壁打ちしながら思考深めていく機会が極端に減ってしまったことがあります。オンラインミーティングだと、打合せ前後の雑談レベルでの気軽な相談がしづらくなったと感じていましたので、セッションの時間は貴重だと感じています。

 

二つ目は、ストレングスファインダーⓇの受検結果の活かし方を理解できたことです*。例えば、仕事がうまくいっていない時は、自分のスキルが足りないからというより、持っている資質が強く働きすぎて悪い方に作用しているケースが多いことや、資質が悪く働いてしまう時に自分はどんな言動が出やすいのか、などをコーチに解説してもらいました。「●●の素質を持つ人はこんななタイプです」という解説文を読むだけだと、あてはまるところも、そうでないところもあるな、というレベルの理解で終わってしまいますが、「今のその発言、まさしく●●な言動ですね」といった具体的なフィードバックがあると理解度が全然違います。本来であれば強みである資質が悪く作用してしまってうまくかないときも、自分が持っている別の資質を使うことで、こうやって打ち消せる可能性がある、などポジティブ・ネガティブ両面での資質理解のヒントをもらいました。ないものを無理に伸ばそうとするのではなく、「持っているものをうまく使う方法」を考えることができたことがとても良かったと思っています。

 

――コーチングセッションはどのように利用されていましたか?

 

最初は月2回くらいの頻度で利用していました。毎回セッションの最後に、次回までに取り組む宿題を決めます。初回は資質について解説を聞き理解を深めたうえで、次のセッションまでに「自分の気持ちが“ざわっ”としたシーンを書き留めて、自分のどんな資質が働いているかを意識してメモする」ということを試みました。これにより、自分の感情の変化に敏感になり、資質の理解も深まりました。2回目以降は、「今日の内容を踏まえて、次回までに何ができますか?」と問われるので、その日のセッションでの対話を通じて「これなら出来そう」というものを宿題に設定しています。

 

正直なところ、これまでは「毎回コーチと相談して、次回までに取り組む課題を設定し、その実践と振り返りにより着実に前進できています」というようなコーチング体験談を読んでも、ある意味、赤の他人のコーチとの月1回1時間程度のセッションで、本当に自分が納得して取り組める課題や宿題を設定できるのか?と疑問に感じていました。実際に体験してみると、1時間とはいえ、相当深く掘り下げて対話をし、セッション中に自ら発した言葉を軸に宿題を設定し、次の1ヶ月で「実践できている自分」と「できていない自分」を思い描いて、「今の自分ならこれは出来そうだ」というものを自分の意思で選択して宣言するというステップを経ているので、宿題への腹落ち感・納得感があることが分かりました。コーチに言わされるのではなく、自分で「これをやります」と宣言するので、やろうという気持ちになりますね。

 

今は月1回のペースでセッションを利用していますが、宿題が自分の頭の片隅に残っている状態をキープでき、もし、多忙続きで最初の1,2週間で宿題に取組めていなくても、残りの数週間でリカバリーできるくらいのちょうどいい間隔だと思っています。それ以上、例えば2~3か月間隔が空いてしまうとサボってしまいそうですし、宿題そのものを忘れてしまうと思います。

 

――コーチングを利用する中で、特に印象に残ったセッションや変化のきっかけになったセッション、コーチの言葉などあれば教えてください。

 

直近のセッションで冒頭振り返りの時間で、その直前に受講したリーダーシップに関するセミナー内容に関して、リーダーシップスタイルと自分の資質を関連づけて、感じたことや理解したことなどを伝えた時に、コーチから「その資質理解の捉え方や活用の仕方は、柘植さんの勝ちパターンの一つですね」と言われたことです。これまで6回、セッションを重ねるごとに、自分自身に対する解像度が上がっていると感じていましたが、「勝ちパターンの一つ」というフィードバックをもらったことで、自分自身の解像度だけでなくセルフコントロールも高まったように感じました。更に「ほかにも勝ちパターンが見えてくると良いですね」というコメントもあり、「そうか、自分にはまだ活かしきれない資質が眠っているんだ」という事にも気づきました。

 

 

 

キャリアや働きがいについては、急いで答えを出さなくても「自分はその問いについて考えることそのものを楽しめるタイプだ」とわかっただけでスッキリ

 

――当初は、キャリアの方向性についても考えたいとおっしゃられていましたが、そちらについてはいかがですか?

 

まだそれほど進んでいませんが、焦らずじっくり考えていきたいと思っています。

 

考え続けていくことが自分にとってはよさそうです。資質理解により、自分は深く考えることが好きだという事を発見したので、キャリアを考えることは自分の命題のひとつとして持ち続けながら、さまざまな情報や考え方に触れる度に「こういう考え方もあるのだ」と自分の引き出しの中に入れていって、いつかそれが自分なりの答えにつながればいいなと思っています。

 

まだ答えがない問いの存在を受け入れることで、何もせず悩んで時間を無駄にしているのではなく、自分は問いについて考えることそのものを楽しんでいて、急いで答えを出すのではなく熟すのを待つ時間なんだと捉える事ができるようになり、とてもスッキリしましたし、今は考えること自体を楽しめています。

 

――コーチングセッションを継続して受けるメリットはどんなところに感じていますか?

 

先にもお話しましたが、セッションの最後に次回までにやることを宣言するので、約束は守ろうという意識が働いて行動できる点です。そこが定期的にセッションするメリットだと思います。

 

――行動しつづけて何か変化はありましたか?

 

私が持っている問いは、どちらかというと抽象的で、解決できなければ直ちに困るものではないのですけれど、だからこそ、少しずつでも前に進めておかないと、ずっと心の澱となり嫌な状態で残ってしまうと思います。100%解決しなくても、「継続して取り組み続けている」と自分自身がポジティブに感じられているということが、良いことだと感じています。

 

自分の思考の癖を1つずつ意識していくという過程で、今まで持っていなかった思考パターンを新たにつくる訓練をしているイメージです。例えば、今まで動いていなかった筋肉を動かし始めて使えるようにする筋トレに似ているかもしれません。大きな変化はまだありませんが、この先どんな変化があるか楽しみです。誰しも思考の癖を持っていると思いますが、自分自身でそれに気づくのは難易度が高いですし、利害関係のある上司ではなく、コーチという第三者からフラットな形でフィードバックを得られる機会は貴重です。

 

はじめは「異動先の部門でどんな価値を出せるか」という焦りもありました。異動により役割が変わっても、これまでのセールス・プロモーション・マーケティングの観点は活かし方があるし、そこに自分の強みや資質を掛け合わせることで、私だから出来ること・価値があるということを整理・棚卸できたので、それを今の部門で活かすにはどうしたらよいか?どんな働きかけをしたら自分の提案が取り入れてもらいやすくなるか?ということを考えながらアウトプットできるようになりました。

 

私自身はキャリアコーチングを利用して満足しています。ぜひ1回受けてみるとよいと思います。プロのコーチにお願いする価値は大きいと思うからです。職場の面談などで、あまり話を聞いてもらえなかった経験がある人や、所属する組織の中でなんとなく求められる回答を話してしまって納得感がない人にとっては、第三者だからこそ気兼ねなく伝えることができ、プロのコーチが適切な距離感を持って自分に迎合せず、否定せず、客観的に聞いてくれ、問いかけ、掘り下げてくれ、新しい視点や気づきをくれるところは大きな価値だと思っています。自分を客観的に捉えられるフラットな場所として、ひとつこういう場を持つことはいいと思います。

 

*重次コーチによるストレングスコーチングをご利用いただいています

*ストレングスファインダーとは、自分の強みを知る診断テストです。

ギャラップ認定ストレングスコーチである長田コーチ、重次コーチのみ対応可能です。