Coach Interview

コーチ紹介インタビュー

「人の可能性を切り開くお手伝いがしたい」と新卒で入社した会社で人材開発の仕事を経験。人事のキャリアを広げるために転職した会社で3回の育児休暇を取りながらも、人事業務をひととおり経験

 

 

―― これまでのキャリアについて教えてください

 

今の会社が2社目で、1社目はTSUTAYAのフランチャイズを展開している会社(カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社)です。入社した頃は、ちょうど成長期で、「Tポイント」を作ったり、「SHIBUYA TSUTAYA」や「代官山蔦屋」を作ったりしていた時期でした。入社した理由は、会社のコンセプト『エンターテイメントを通して、お客様の自己実現をお手伝いする』が私のキャリアを通しての一貫したコンセプトである「人の可能性を切り拓くお手伝いがしたい」と一致していたからです。

 

入社後は、フランチャイズ企業様向けに店長研修プログラムを企画し、その講師をしたり、認定プログラムを作ったりと人材開発の仕事をしていました。

 

仕事はとても楽しかったのですが、毎日深夜まで仕事をする環境で、将来的に長く仕事を続けていくことを考えると環境を変えた方が良いと感じるようになりました、また、より幅広く人事業務の経験を積みたいと思ったこともあり、会社の方針が変わったことを機に転職しました。

 

2社目(株式会社ベネッセコーポレーション)では、人事部で採用からダイバーシティ女性活躍支援、労務、人事企画等の人事業務を15年でひととおり経験してきました。その間、育児休暇を3回いただいています。最初は新卒採用で全国を飛び回るような仕事をしていたのですが、一人目の育児休暇から復帰する時に配慮いただき、女性活躍支援、ワーキングマザー支援といった後方支援的な業務の担当となりました。その後、メンタルヘルス対応や給与・勤怠業務担当を経て、人事制度企画に携わるようになりました。20代後半から人材開発に携わり、30歳前に転職してからもずっと人事畑で仕事をしています。

 

―― 3回育児休暇を取られたんですね。子育てとの両立など大変なこともあったのではないでしょうか?

 

会社・職場の方々と家族のお陰で続けて来られたと感謝しています。今振り返れば青春ですね(笑)。実はリビングのソファに10年間座った記憶がないくらい、いつも立って家事育児か仕事をしていましたね。一人目を生んだ直後の私の至福の時間は、子供が寝静まった後に生協のカタログを発注することでした (笑) 。

 

当時は忙しい時は朝5時台の始発で出社して、昼休みもお弁当食べながら仕事をして、急いで仕事を終わらせて職場を出たら、保育園のお迎えの時間に間に合うように駅まで走り、というように常に走っていましたね。たまに3分くらい早く駅に着いたら、電車が来るまで本を立ち読みするのが楽しみでした。 当時は、周りの人も皆そのような感じだったので、それが特別なことだとはあまり思わなかったですね。

 

時間的制約があるので、私自身、仕事の生産性はすごく高められたと思います。何がゴールで、そこに最短に近づくためにはどのように段取りして、どうやって人とコミュニケーションとればいいのかということに常に注力しながらやってきました。自己啓発の必要性をより感じて、短い時間だからこそ、お世話になっている皆さんの為にも密度高く自分の専門性を持ちながら貢献しなければいけないという意識が得られましたね。

 


 

「その人の可能性を最大限に引き出し、結果を出せる方法を学び、実践することで、誰でも再現性高く自己実現できる」ということを証明したいとコーチングを学び始める

 

―― コーチになろうと思ったのは、どんなきっかけがあったのでしょうか?

 

きっかけは、二つあります。

 

一つ目はちょうど数年前、自分のキャリアにすごく悩んだ時期があり、セルフコーチングが目的で学び始めたことです。二つ目はその人の可能性を最大限に引き出し、行動まで導いて結果を出せる秘密がコーチングにあるように気づいたことです。傾聴や言葉がけだけではなくて、人の心や脳の使い方を専門的に学んで、再現性高く自己実現できるような方法を見つけたいと思っていました。

 

実は私自身も20年間ずっとキャリアについて悩んできました。「私はなんてダメなんだ」と考えてしまう傾向もあって辛い思いもしてきました。そんな私でもコーチングのような心や脳の扱い方のコツを学んで実践することで、誰でもできるということを証明したいと思っていました。

 

そこからスクールに半年間通ってコーチングを学びました。 通ってみて、「ここに私が学びたい事がある」、「自分が求めていた人の可能性を引き出すメカニズムがある」と確信しました。 高校時代と20代はチアダンスをやっていたんです。人を応援することや勇気づけることはもともと好きだったのだと思います。

 

―― 学び終えた後はどのようにコーチとしての活動を始められたのですか?

 

半年間で100人を目標にコーチングセッションをしていた時に、有料での継続希望をいただき、そこからプロとして仕事をし始めました。

 

―― これまで特に印象に残っているセッションやクライアントさんはいらっしゃいますか?

 

ご本人にも喜んでもらえて、私もとても嬉しかった印象深い方がいらっしゃいます。とても仕事ができる優秀な方なのですが、周囲とのコミュニケーションについて長年悩まれていらっしゃり、なんとかしたいと相談に来られました。1回のセッションでコミュニケーションが劇的に変わったそうです。終わったときには、社内評価も大幅に上がり、その方のキャリアがどんどん開けていく感じがしましたし、ご本人だけでなくご家族も喜んでくださったということで、とても印象に残っています。

 

ご本人としては「よい仕事がしたい」という想いが強かったようです。その為には部下をはじめとした周囲の人々を「ちゃんと正してあげなければいけない」ということで、つい強い口調で接してしまうこともあったようです。根底にある本当の目的やその時の行動に向き合い、改めてこれからどうすべきかを一緒に考えたときに、周りへのアプローチを変える必要があると気づかれました。 本気で変わりたいと6回のセッションをお申込みされたのですが、1回で終わってしまいました (笑)。笑い話ですけれど。

 

 

 

コーチングでは『本当の望みを引き出すこと』を重視。自分自身もme:Riseでコーチングを受けて人生のQOLが爆上がりしたからこそ、沢山のビジネスパーソンの方にサービスを利用していただきたい

 

―― コーチングをするとき、いつも心がけていることがあれば教えてください。

 

『本当の望みを引き出すこと』を重視しています。 私もそうだったのですが、自分が何に悩んでいるのか分からないことも多いです。このため、まず、何に悩んでいるか、つまり、本当に実現したいことを特定するということは丁寧に取り組んでいます。例えば「転職したい」という言葉の奥にある、その人の本当の悩みを特定して、確実に解決していくように心がけています。ご本人が前に向いて進んでいくためにも大事なところだと思うので。そこに向き合わないままだと、繰り返し同じことが起きてしまったりしますよね。 本当の望みが見えていると、トラブルがあっても乗り越えられ、職場環境などの外的要因に左右されにくくなると思います。

 

人事の経験の中で、いろいろな方のキャリア観や、成功例や失敗例などに触れる機会が多く、その情報が無意識に自分の中のデータベースになっていると思います。こういう業界の人はこういう傾向があるとか、職種や年代ごとの特徴などが蓄積されているのかもしれません。

 

―― 人事のご経験がコーチングに活かされているのですね。逆にコーチングが人事のお仕事に役立ったりすることもあるのでしょうか?

 

コーチングは日常全てに活かせまると思っています。仕事のみならず、家族関係や友人関係にも。

 

私自身がコーチングを受けて、人生のQOL (Quality of Life) を「爆上げ」していただいたので、当時のコーチには感謝しかないです。その経験からも、沢山のビジネスパーソンの方に利用していただきたいと思っています。利害関係のない専門家がクライアントと対話しながら、その人の幸せを願って一緒に過去を振り返ったり、未来を考えたりするサービスは世の中にはなかなかないと思います。その意味でコーチングは心からお勧めしたいサービスで、自分自身もコーチとして参加できて本当に嬉しいです。

 

―― セッションでよく投げかける問いはありますか?

 

「本当に望んでいることは何ですか?」はよく聞きますね。ある程度、「こういう未来にしたい」という想いを出し切っていただいたときに、その先に本当に望んでいることは何かを聞くことで、潜在意識にアクセスでき、ご本人も普段気づいていない本当の願いが出てきます。この問いかけは非常に大切にしています。

 

 


過去の自分のように「やる気が湧かなかったり、成果がでなかったりするのは、自分ができないせいだ」と思い悩んで苦しんでいる人に「そうではないよ、コーチングで解消できるよ」と伝えたい

 

―― me:Riseでコーチをしようと思った理由は何ですか?

 

(me:Riseの運営会社の)株式会社Rubatoさんの提供されている他のセミナーや講座に参加する機会がありました。徹底した顧客志向と結果に継続的にコミットしているところ、つまり再現性が高いやり方のパッケージを渡すだけではなくて、継続しやすい仕組みをきちんと用意してくださっている点で信頼感が高かったからだと思います。数年前に受けた「やりぬく力」の講座で習慣化にチャレンジしたスクワットは、今でも続いています。ちなみに今日もやりました(笑)。一番私自身が恩恵を受けているかもしれません。

 

 

―― 村松さんからご覧になったme:Riseの良さとは何ですか?

 

コーチングだけではなくサポーターから話も聞けるのに、価格が良心的なところでしょうか。1回のセッションで1万円は、最初は正直高価で手が震える感覚でした。資料作成講座などスキル講座だとお金を出すことに抵抗はなかったのですが、コーチングは正直よく分からず、受けたこともなかったので。ただ、振り返ると、同業他社よりも断然安いことが分かりました。幅広いビジネスパーソンにコーチングを長く継続してほしいという想いから良心的な価格で提供しているところ、コーチを選択できるところ、そしてサポーターヒアリングができるところはとても良いと思います。

 

また、キャリアを考えるときに聞きたい話を聞けるという環境を作っているところも強みだと思っています。 コーチとの一対一のセッションだけでなく、別の経験者から異なる視点で話を聞くことで、クライアントも少し考え方が柔軟になったり、多角的に自分のことや今後のキャリアや世の中のことを見つめられるようになったりするので、素晴らしいと感じています。

 

ぜひ悩んでいる人、自分が本当にやりたいことを見つけたい人、仕事のやる気が湧かない人にこそ、me:Riseのコーチングを受けていただきたいです。まさに2年前の自分のような人ですね。一人で悩んでいて解決できないことでも人に助けてもらうことで意外と簡単に解決してしまうこともありますし、気軽に利用してもらうことで未来が拓けていくこともあります。過去の自分のように「やる気が湧かなかったり、成果がでなかったりするのは自分ができないせいだ」と思い悩んで苦しんでいる人に「そうではないよ、コーチングで解消できるよ」と伝えたいです。ぜひ一歩踏み出して欲しいと思っています。

 

 



【Profile】

村松 陽子

一部上場企業の人材開発部門を経て現職の(株)ベネッセコーポレーションの人事部にて、約20年間幅広く人事業務(採用・女性活躍推進・人事企画等)を推進。20~40代の数百人を超えるビジネスパーソンのキャリア支援に従事。

 

異動や転職に伴うキャリア支援、育児と仕事の両立経験をもとに、クライアントの価値観や気持ちに寄り添い、自分らしさを軸に自己変革を促すための支援を信念とする。また、クライアントの強みと自己肯定感を引き出し、本当にやりたいことをみつけて実現へのアクションに導くコーチングには定評がある。

 

国家資格 キャリアコンサルタント、(株)アナザーヒストリー プロコーチ養成スクール 認定コーチ、公益財団法人21世紀職業財団 客員講師