Coach Interview

コーチ紹介インタビュー

「日本と海外の垣根のない、より良い社会をつくることに貢献したい」と銀行に入り、海外赴任を経て、10年間ダイナミックでやりがいのある仕事に従事。「よりエンドユーザーの顔が見えるところで企業の経営に携わりたい」との想いから管理職として弁護士法人に転身。

 

 

―― これまでのキャリアについて教えてください

 

新卒で株式会社三井住友銀行に入行しました。元々、日本と海外の垣根のない、より良い社会をつくることに貢献したいという想いがありました。 実は大学時代は外交官を目指して国際関係の勉強していたのですが、残念ながら最終面接でご縁が得られず、グローバルで良い社会づくりに携われるようなインパクトのある仕事ができる銀行にご縁をいただきました。

 

10年間在籍していた中では、法人営業から企画、海外の事業企画など幅広くさまざまな仕事をさせていただきました。特に印象的だった仕事は、新聞にも掲載されたインドネシアの企業と業務提携し、現地の人材育成を支援するCSRの施策でした。銀行のESG、いわゆるサステナビリティの観点からの経営を支援したり、国際部門の業績に関するIR向けの資料作成に携わったりと、銀行外のステークホルダーにPRするような仕事に多く携わりました。改めて振り返ると非常にダイナミックでやりがいのある仕事に携われたなと思います。

 

入行6年目で夢であった海外赴任が実現して、シンガポールに赴任をする機会をいただきました。そこではバックオフィスやオペレーション、組織の改善といったことに主に取り組みました。その後日本に戻り、ちょうど入社して10年経ったときに、今後のキャリアを考えました。素晴らしい方々とやりがいのある仕事をさせていただいておりましたが、次第に「より小さい規模の組織で、今よりもエンドユーザーの顔が見えるようなところで経営の仕事に携わりたい」と思うようになり、夫が経営する弁護士法人に転身しました。そして、今は主にWebマーケティングと人事労務、会計といった経営全般の仕事を担当し、部下を持つ現役管理職として働きながら、プロコーチとしても活動しています。

 

―― 「日本と海外の垣根なく」ということでしたが、最初から海外に興味を持っていらしたのですか?

 

そうですね。高校1年生の夏にニュージーランドにホームステイをする機会があり、そこで現地の方と文化交流をテーマにディスカッションしたことが、その後、日本と海外の架け橋になる仕事をしたいという思うきっかけになったように思います。ディスカッションといっても当時は拙い英語でしたが、ステイ先のファミリー・先生・生徒の方と言葉だけでなく、手巻き寿司のおもてなしやピアノ披露などの文化交流を通じて、価値観やバックグラウンドが異なる人たちとも心を通わせることができるんだ、と自分にとって非常に刺激になった経験でした。

 

その後社会人となって銀行に入り、海外駐在の際に現地で働く人たちと共にチームとなって働いたこと、お互いにさまざまなアイディアを出し合い、ここでも多様な価値観やバックグラウンドの方と本気で向き合えば心を通わせられる、とても良い経験をさせていただいたと思います。

 


 

産後、自分のキャリアに悩む中で受けたコーチングで、自分の今後のキャリアについての本当の気持ちを見える化できたことに感動し、「コーチングという素晴らしいコミュニケーションスキルを使って、悩んでいる人達の力になりたい」と思うように。

 

―― コーチになろうと思ったのは、どんなきっかけがあったのでしょうか?

 

娘を出産した後、出産前のようになかなか思うように仕事の時間が取れなくなってしまって、子供を育てながら、家族を大事にしながら、どうやってキャリアを築いていけばよいのかが分からなくなってしまって悩んだ時期がありました。確か産後半年くらいの時だったと思います。 そのタイミングで、人に紹介してもらってコーチングを受けたことがきっかけです。 継続して数回受けた結果、自分がキャリアをどうしていきたいか、本当の気持ちを見える化できたことに感動したんですよね。元々はセルフコーチングをするために受けたのですが、「コーチングという素晴らしいコミュニケーションスキルを使って、もっとキャリアに悩んでいる人たちの力になりたい」と思うようになり、プロコーチになることに決めました。

 

受けてみて初めて経験する感覚で、本当に「こんなコミュニケーションがあるのだ」ということに感動しました。自分自身を振り返ると、割と何でも一人で悩んで解決してきました。実際、銀行から今の弁護士法人に転身する際も、誰にも相談をせずに一人で悩んで決めました。これまであまり人に悩みを相談することもなかったのですが、コーチに話をすることで自分の中から新しい気づきが出てくる経験がとても新鮮でした。自分と向き合う時間や気持ちを誰かに話しながら自己理解を深めることの必要性を感じました。

 

それから銀座コーチングスクールに通い始めて、コーチングの国際資格を取得するコースまで受講しました。コーチングでは、クライアントの中にある答えが表に出てくることが多いのですが、対話を進める中でコーチもクライアントも予期しなかった結論に至るようなことがあるんです。ジョハリの窓というのですが、そのような心理学に基づいてコーチングを理解することも面白いと思いました。

 

―― 学び終えた後はどのようにコーチとしての活動を始められたのですか?

 

全く人事のバックグラウンドがなく、違う分野でビジネス経験を積んできましたので、まずはコーチとしての活動をWEBで発信しようと思いました。コーチングスクールでイチからコーチングを教えてくださりお世話になったコーチが運営するポータルサイトに登録したり、自分でコーチング用のWEBサイトを立ち上げたりして発信し始めました。最初は発信することに抵抗はあったのですが、発信し始めると、有難いことに自分がサポートしたいと思っているキャリアに悩む方からお問い合わせが入るようになりまして、そこから仕事に繋がるようになりました。本業でWEBマーケティングの仕事をしていることも役立ちました。学んでおいて良かったと思います。

 

―― 他にもこれまでのご経験が役に立ったなということがありますか?

 

これまでのキャリアの中で山、谷、失敗や悩みを沢山経験してきたので、クライアントさんの状況を理解し、共感できる部分は多いと思います。

 

例えば「人との付き合い方」ですとか、30歳前後からの「転職するかしないか」という悩み、「海外勤務したい」とか、「ライフとキャリアのバランスをどうしていくか」、「部下やチームのマネジメントをどうしていくか」、「ゼロからイチを作らなければならない」」、「キャリアの方向性が分からない」等々、全て自分が新卒時代から経験してきた悩みです。海外赴任できたのも人よりは遅かったですし、「私はここにいて良いのだろうか」と悩んだこともありました。30代になってから海外に赴任したので、結婚や出産などのタイミングやバランスもとても悩みました。また大企業と中小企業と両方の組織を経験し、経営に関する様々なジャンルの業務に携わっています。そういった自分自身実は全て点だと思っていた多種多様なビジネス経験が、「この先どうすれば良いのか分からない」、と悩んでいるクライアントさんの現状の課題解決や未来のゴール達成に向けたコミュニケーションで、お役に立てている部分が少なからずあるのではと思います。

 

―― これまで特に印象に残っているセッションやクライアントさんはいらっしゃいますか?

 

複数ありますが、共通しているのはセッションの開始時には、晴れない表情を見せていたクライアントさんが、セッションの途中にご自身の潜在的な価値観や想いに気づかれて表情も声色も変わっていき、セッションの最後には前向きになられていく変化をされたセッションがとても印象的です。中でも、30代の女性で今後のキャリアが全く見えなくなったと悩まれている方がいらっしゃったんです。「現状はどうなのか?」、「何が一番課題と思われているのか」を確認しながら、「過去同じように悩んだ時にどうしたのか?」という話をしていったところ、本当にやりたいことに気づかれたんです。たった1時間のセッションだったのですが、最初は悩みの塊のような暗い表情をしていた方が、晴れ晴れとした表情に変わられたことが印象深く記憶に残っています。

 

 


大事なお金と時間を割いて、大事なテーマについてお話してくださるクライアントさんに、安心してお話していただけるよう、信頼関係を一番大事に考えている。そして、クライアントさんが本当に何を求めるのか、どうありたいのか?そういったご自身の価値観に気づくことが次の本当に意味のある一歩に繋がると信じている。

 

―― コーチングをするとき、いつも心がけていることがあれば教えてください。

 

当たり前でシンプルなことなのですが、信頼関係を築くことを大事にしています。 その為に常にクライアントさんに「ありがとう」という感謝の気持ちを持って接していますし、自分がどういう人間なのか、特に初めての方には時間をとって自分について自己開示し、お伝えするようにしています。大事なお金と時間を割いて、大事なテーマについてお話してくださるということですので、安心してお話していただけるようにすること一番大事に考えています。

 

―― セッションでよく投げかける問いはありますか?

 

価値観を引き出す質問はよくさせていただいています。例えば「〇〇さんらしさとは?」とか、「このプロセスで大事にしたいことは何ですか?」とか「本当に手に入れたい事は何ですか?」等の質問をよくしていると思います。理由としては、クライアントさんが本当に何を求めるのか、どうありたいのか?そういったことに気づくことが、次の本当に意味のある一歩に繋がると信じているからです。逆を言えば、本当に求めていることに気づけないまま、上辺の目標を立てても結局行動に移せなかったり、頓挫してしまったりするケースが多いのです。自分自身がコーチングを受ける立場で実感しましたし、実際に私のクライアントさんが次の行動に移せているケースを見ても、そういうところで共通していると思います。

 

―― me:Riseでコーチをやってみようと思った理由は何ですか?

 

キャリアで悩む方をサポートしたいと思っていましたので、me:Riseがキャリアコーチングに特化してサービスをされているところに非常に魅力を感じたからです。また、ビジネス経験が豊富な方が多く、プロフェッショナリズムやコーチの質の高さを感じたということが理由です。Web上でコーチが紹介されていないコーチングサービスも多いですし、逆に人数が多すぎて、サービスとして何をやりたいのかがわかりづらいサービスが多い中、me:Riseはキャリアに関して一貫した理念やビジョンを持っていることがWEBやnoteなどを通じて伝わってきたんですよね。

 

―― 西村さんからご覧になったme:Riseの良さとは何ですか?

 

質の高いコーチングにこだわりを持って提供されているところに尽きると思います。また、音声やコーチのプロフィールやインタビューなど、コーチの人となりや魅力をあらゆる角度から伝えているところが、利用される側からすると安心ですし、さまざまな判断材料が提供されているところがとても良いと思います。

 

―― 今後、コーチとしてやっていきたいことはありますか?

 

自分自身はコーチングを受けて、未来に向かっていつまでに何をするのか?行動プロセスを作ってPDCAを日々回していたことで、忙しい中でもやりたいことができるようになったと思っています。身をもってコーチングの良さや効果を実感しているので、多くのキャリア、ビジネスで悩む方を同じようにサポートしていきたいと思っています。今後も学び続けながら、経営者などのエグゼクティブの方含めた組織の変革等にもコーチングを活かして関わっていきたいと思っています。将来的にはグローバルに、例えば海外に進出する日本企業の現地スタッフ間、あるいは日本で働く外国人の方々とのコミュニケーションやチームマネジメントにコーチングを活かせることが目標です。



【Profile】

西村 典子

(株)三井住友銀行に10年間勤務。法人営業、経営/海外事業企画、シンガポール駐在を経験、多様なチームで幅広な業務に従事。その後、夫が経営する弁護士法人に転職し、部下を持つ現役管理職として人事・会計・WEBといった経営全般の企画に携わる。

その傍ら、産後コーチングを受け、キャリアの方向性を主体的に考えることができた自身の経験を通じ、キャリアで悩む人を「個」と「組織」両面からサポートしたく、プロコーチとしても活動中。

 

多種多様なビジネスの”現場”経験、子育てとキャリアの両立経験に基づくフィードバックやアドバイスに定評がある。

 

銀座コーチングスクール(GCS)認定コーチ、国際資格Points of You ® Explorer