Interview

お客様インタビュー

社会に与えるインパクトをより実感できるベンチャー企業COOへの転職の決断をコーチングが加速してくれた

 

教育・メディアベンチャー 執行役員COO

青地 広信さん

 

担当コーチ:長田 卓史

 

「成長したいけれど、出来ていない」という中で、コーチングが自身の変化のエンジンになる可能性を感じた

 

――me:Riseを利用しようと思ったきっかけやその時の状況について教えていただけますか?

 

もともと会社の中でコーチング文化を広めるプロジェクトのリードもしていたので、コーチングそのものは知っていましたし、コーチングを勉強しながら、コーチ役として実践する機会もありました。

ですから、コーチングの有用性とかどれだけ役立つかということは身をもって体感していたものの、いざ自分自身がサービスを受けてやろうと思うと、なかなか一歩踏み出す機会がなかったんですよね。たまたま、me:Riseさんがサービスを開始する機会に巡り会えたことがその一歩を踏み出すきっかけとなりました。キチンとお金を払ってコーチングを受けるというところに自分の中では決断が必要だったんですよね。

 

――決める一歩になった具体的な決め手は何だったのでしょうか?

 

他のビジネス研修やセミナーでお世話になっている方々が展開しているサービスで、どういう想いでこのコーチングサービスをやっていきたいのかというメッセージに触れることができたことと、身近で信頼している人に薦められたというところが大きかったと思います。

 

――伝えているメッセージの中で、いいなと心に残ったものはどんなものですか?

 

me:Riseのローンチイベントの中で説明されていた、「コーチングを受けることで変化や行動が加速される」「コーチが伴走してくれるパートナーになる」という点です。日々の生活にコーチングを取り入れられたら、きっと人生がもっと豊かになるな、とか、自分自身が納得した人生を送れるなと思ったことが利用を後押ししてくれたと思います。

 

――お仕事の中で感じられていたコーチングの良さとか効果との違いはあったのですか?

 

違いはなかったんですけれど、改めてコーチングの意味とか意義を言語化し、見える化してくれていたので、「やっぱりそうだよな」と。気づきとか変化を自分自身が積極的に取りに行きたい、だからコーチングを受けたいという想いが強まり、利用し始めました。

 

――何か課題感を感じていたことはあったのですか?

 

言語化できていないもやもや感、例えば「きっと自分はこういうことやりたいんじゃないか」とか「何か変えたい」という漠然とした思いはあるけれど、それが何かわからない状態でした。一方で、社内外問わず、次のチャレンジをしたいと思っていました。より成長したいけれどできていない、という課題感や悩みを抱えていた状況だったんですね。

 

ちょうど育休を取るという、自分で決断をして変化を起こす行動をしているタイミングだったのですが、コーチングを受けることが、自身の変化のエンジンになる可能性があると感じていました。さらに自分を変えていくきっかけとか助けが必要だと感じていたのかもしれないです。

 

自分でもコーチングをやっていたものの、サービスを受けるイメージがわいていなかったことや、「コーチとの相性が合わなかったりしたらどうしよう」という不安も、恐らく心理的な障害になっていたのだと思いますが、「こういうコーチがいらっしゃいますよ」など、事前のカウンセリングで相談に乘ってもらえたので、安心して申し込めました。

 

 

 

月に1回のコーチングセッションはペースメーカー。話していく中で自分を確認する時間に「価値」がある

 

――どのように利用されていますか?

 

去年の6月頃からだと思うので、一年半くらい利用しています。

基本、月に1回です。コーチングがペースメーカーになっているので、行動を変化させたり、行動を起こしてその結果を観察したりするペースを考えると1か月間隔がいいんです。場合によっては2週間に1回くらいにすると、よりサイクルが加速しそうだと思っています。

 

――継続されている理由はどんなところにありますか?

 

リズムをキープしたいということで継続をしています。実はいろいろ忙しくて、継続したい気持ちはありながらも途中、途切れてしまったのですが、1~2か月途切れると、やっぱり定期的なセッションは必要だなと実感します。

 

――コーチングを受けている時とどんな違いがあるのですか?

 

セルフコーチングができるようになってきているので、自分で質問を投げかけて考えてみたり、ジャーナリングみたいに思ったことをばーっと書き出してみたりすることで、似たような効果は得られます。とはいえ僕の場合は、自分ひとりで考えるのではなく、パートナーがいて、そのパートナーからの投げ掛けを自然体で受ける、身を委ねてみる時間が有効だなと気付きました。そういう時間があることで、より効果的に自分の思考や潜在的な欲求を整理できて、行動に繋げることができるのだろうな、という気がしています。

 

1人だと、難しいのですか?

 

人に話した方が、自分の想いを客観視できる効果もあると思うんです。自問自答もできるのですが、人に話して、やり取りを往復する中で、ああやっぱり自分ってそう思っていたんだな、とより明確に自己認知できるなと思っています。逆にこの1~2か月のブランクがあったからこそ、改めてコーチングセッションの有難さを感じます。

 

僕はコーチの長田さんにお世話になっていますけれど、傾聴してくれて何を言ってもいいという環境を作ってくれる中で、だらだらもしゃべるし、まとまっていなくて最初は何だかわからないけれど、しゃべっていく中で「ああそうか」とか「自分はそうなのか」と確認する時間に価値があるなと思っています。

 

 

 

カウンセリングでのコーチのレコメンデーションが納得感のあるコーチ選択の後押しに

 

――コーチを選ぶというところが結構、ハードルになっている人も多いのかなと思いますけれど、コーチを選ぶ際に意識したところはありますか?

 

難しいですよね。そこで悩んでしまう人はいる気がします。巡り会いというのも大事だなと思っていますが、長田さんの場合は、似たような経験という共通点で選びました。共感して聞いていただけることに加えて、長田さんのご経験等情報交換できるというところがよいと思っています。

 

一方で自分自身の置かれている環境が変わってきた時に、どういう方にコーチングしてもらいたいのか、どういう方にコーチングしてもらったらいいのか、というところはわからないです。そこは、カウンセリングで相談したいと思っていました。コーチの経験に拘らなくてもいい気もしています。

 

――me:Riseではコーチ選びやカウンセリングが重要だと思っています。ご希望はお伺いしつつも「やっぱりこの人かな」とマッチングしていますし、AI診断もしています。客観的に見て、ユーザーさんと共にコーチ選びを考えるということは大事なことなのかもしれないですね。

 

そうですね。何でコーチングを受けたいかを聞いていただいた上で、レコメンデーションを出されるじゃないですか、それはすごくいいと思います。

コーチ選びの際に何を指標にしてよいかわからないから、「あ、そういう考え方があるんだ」と思って、「だったらこの方でやってみよう」という選択もできるし、レコメンデーションの理由を見た上で「だったら、逆にこういう方にお願いしてみよう」という選択もできます。ひとつの道しるべになるので、レコメンデーションをいただけるのはきっとすごくいいんじゃないかと思います。

 

「コーチングってこういうモノなんだ」と実感したら、本当にいいと思うんです。その人にとってのコーチングの必要性を体感してもらうこと、そのこと自体が継続の源泉になるんだろうな、と思います。

 

やればやるほどコーチングって、自分の人生をより納得できるものにしたり、豊かにすることができるんだなと感じています。これからもパートナーとしてコーチと付き合えたらいいなと思っています。

 

 

 

コーチングで自分のやりたい事が明確になり、想いが強化され、ベンチャーのCOOへの転職を決断

 

――利用してから、どんな変化がありましたか?また得られたことがあれば教えてください。

 

転職をしました。

新しいチャレンジをしたいと思っていた中で、はじめは転職が目的ではなかったんですけれど、出逢いや環境変化もあり、「自分自身がどういうチャレンジをしていきたいか」を問いとしたコーチングの過程で、自分の思考や想いを整理しながら言葉にしたり、相手に伝えることで行動の後押しになってくれたかなと思います。

 

――どんなところが行動の後押しになったのですか?

 

コーチングセッションが終わった後にコーチから送ってもらったメモを見返しながら振り返ると、「よし、こういうチャレンジをするぞ」という想いを強化できるんです。たぶん、そういう機会がないと、なんとなく「やるぞ」と思うだけで終わっていたかもしれません。コーチングの時間を経て想いを強化できるので、行動に繋がりやすいのだという気がします。

 

転職になったのはあくまで結果ですが、コーチングが自分自身の意思決定を早めてくれたように思っています。WEBサイトにもあるコーチングの効果のグラフのとおり、コーチングによって行動が加速すると思います。

 

――転職ということに結果としてなったということですが、その目指すところ、得たいものはどういうものだったのでしょうか?

 

得たいものってなんだろう?というところもコーチングの中で言語化しました。

 

前の会社には16年いたんです。当時は結構珍しかったのですが、社内異動も何度かしました。最初は経営管理をしていて、その後、事業部に移ってマーケティングをしたり、営業戦略や事業企画を経験して、最後は企業提携のプロジェクトマネジメントをしました。プロジェクトをリードする立場で、経営陣と近い距離で仕事ができていたので、すごく面白かったし、責任もあって楽しかったですね。だけれど、新しいことにチャレンジすることで成長を実感したいタイプなので、そういう意味で次のチャレンジを模索していたところでもありました。最後の異動から4年くらい経っていたので、停滞感を感じていましたし、焦りもあったんでしょうね。

 

チャレンジや多くの機会を与えてくれる会社でした。事業運営をしていきたいとか、組織作りをしたり組織を持って結果を出していきたいとか、そういうキャリアビジョンを話している中で、営業をまとめる経験をしてから事業運営という責任を目指したらどうかといった具体的な提案をもらっていましたし、実績を残した方たちからいろいろキャリアのアドバイスもいただいてすごく悩んでいました。

 

一方で、小さい会社でやってみたいという想いも以前から持っていたんですよね。大きい会社だとロールモデルがいたり、学べる機会も多くあったりと大きい会社なりのメリットはありましたが、自分自身が社会に対して与えられているインパクトを実感しづらいという面もありました。

 

そんな中で、より手触り感というか、より実感値が伴うような仕事をしたいという想いを持ったんですね。前職は医療系だったのですが、医療というのはミッション的には否定しようがなく、すごく社会的意義のあることでしたし、決心は難しかったです。だけれど、「やってみたい」という想いがあるんだったら、やらずに10年後に後悔する人生は嫌だなと思ったんですね。やっておけばよかったと思いたくないと強く思いました。

 

そんな時にミッションにすごく共感できるような会社と巡り会いました。社外に出るか出ないかと悩ましくて、どうしようかという時にコーチングのセッションで、10年後にやっぱりやっておけばよかったと思うことは絶対嫌だという想いを確認できたんですよね。だからこそ、今やろうという風に思いました。そういう行動ができたのは、コーチングの時間があったからです。

 

自分で一連の意思決定をできる人もたくさんいると思います。でも、僕はサポートしてくれる人がいた方がいいなと思います。

 

育休を取った時も本当にとって良かったと思っているんです。そこには失敗もありましたが、取っていなかったら、絶対後悔したと思います。その経験があったからこそ、「やらずに後悔したくない」という自分軸がコーチングを受ける中で明確になったんです

 

――後押しできたのは私たちも嬉しいです。

 

そうですね。常に新しい悩みもあって、今もどうしようかなと思っていることはあるんですけれど、4月からベンチャーに行ったことに何ら後悔はないです。

 

これがうまくいくか、うまくいかないかはわからないし、新たな悩みや課題も出てくるかもしれないですけれど、転職せずにいたら「やっぱりしておけばよかった」という想いが残ってしまっていたと思います。思っているだけでぐずぐずしているのではなく、成功失敗に関わらずチャレンジできたこと自体に、自分が行動したこと自体に満足感を得られているのかもしれないです。また新たな壁にぶつかって、もしかしたら失敗するかもしれないですけれど、自分が前に進んでいるという実感はあります。

 

 

 

 


 

 

サポーターセッションで経営者の考え方やより柔軟な成長戦略に触れ、視野が広がった

 

――ひとつ大きな目的が達成されたと思うんですよね、その先にコーチングを継続していこうというモチベーションはどんなところにあるのでしょうか?

 

ゴールや目標はこれからも探していくものかと思っています。

常にそういう言語化作業が必要なのかなと思っていて、そのためにはそういうコーチングみたいなものがあった方がいいと思っています。

 

――常に旅路。旅のパートナーがいることで、どこを目指そうか確認しながら、ということでしょうか。

 

そうです、そうです。人生のゴールはいまだわかりませんが、家族や仲間と楽しく生きていきたいなとか、日々の仕事でも幸せ視点の経営ができたらいいなとか、そういうことを考えていますが、そのために具体的にどんな行動をしようとか、2~3年後にはどうなっていたいかを常に考えながら進んでいきたいです。

 

――考え続ける機会になっているということですね。

 

そうですね。

 

――特に印象的だったセッションや影響を受けたコーチの言葉などありますか?

 

1年後や2~3年後にどうなっていたいですか? どうなっていたら幸せですか?みたいな、未来から逆算するような投げかけを何度もしてくれたことが印象に残っています。

 

――サポーターセッションはご利用されましたか?実際にご利用されてみていかがでしたか?

 

すごくよかったです。

もっと利用した方がいいなと思いました。色々な人のストーリーが聞けるじゃないですか。

何故それをやっているかという想いを聞くと、自分自身の肥やしにできるなと。コーチングセッションでもそうですが、考えを発散させて収束させていく時に、引き出しが増えて発散の幅が拡がるので、有難いです。

 

会社の経営についてトップと折り合いをつけながら日々の事業を回しているので、サポーターの方がトップの立場としてどういう想いでやられているのか、どういう悩みがあるのかなというところが聞きたいと思っていました。また、今後のキャリアやこれからの生き方を考えたかったので、どんな人生を歩まれてきて、なぜ独立や起業をされたのかというところをシンプルに伺いたいなと思っていました。

 

お話を聴かせていただいたFさんは、ご家族のサポートもありながら、自分の経験からやりたいと思っていたことを、小さい資本でやりくりできる範囲でトライ&エラーしながら、しかもどんどんピボット(方向転換)している方でした。そのしなやかで柔軟な生き方とリアルな課題や実情を伺えたことで、自分事として捉えることができ、とても参考になりました。